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稲川淳二みたいな口調のスレですよ 第八拾壱話目
- 636 :本当にあった怖い名無し:2019/04/01(月) 04:09:47.15 ID:E5rNyDcb0.net
- 肌が荒れに荒れまくったブサイク極まりない中年看護婦が、酔っ払い親父のような口調でアタシに話しかけてきた
「お兄さん〜危なかったね〜、*通りで倒れているのを救急車で運ばれて来たんだよ?あと1分通報が遅れてたらお兄さんお陀仏だったみたいよ?」
…アタシは確か麗子の店から通勤路に戻っただけのはずだったが…どうやら通報者が言うにはアタシが通勤路上で呼吸困難状態で倒れていたらしいんです
(…仮に…あの時麗子の忠告を無視していたら…俺死んでたのか…?)なんて考えながら点滴を受けつつ寝転がっていました
3時間したらすっかりアタシは体がすっきりして、医師から帰宅の許可が出たのでそのまま帰宅したんですね
「はあ〜やっと帰宅できたわー」
と、朝そのままにしておいたテーブルを見ると…「!?」
いや、間違いない、アタシは今はっきり見た
腕時計が並べられているテーブルのある部屋に入ると、確かに全ての腕時計が止まっていたんだ
にも関わらず、アタシが部屋に入って5秒ほどすると、全ての腕時計が一斉に動き始めたんです
これはかなり怖かった
(…おかしいとかそういう次元の話ではない。…麗子からもらった時計が、他の時計に影響を与え…いや、俺と何か反応してるのか???)
これまで集めてきたアンティーク腕時計は一度足りとも異常挙動を見せた事が無かったんだ
となれば、タイミングから見てもそれを引き起こしているのは麗子からもらった腕時計が原因としか考えられなかったんですよね
それに、相変わらず時刻は朝見たまんまの無茶苦茶な状態
全ての時計を見ながら、それまでの麗子の言葉を思い出していました
(時間という根本…、所有して頂くにふさわしい主…、時間を調整しないで…、時計の赴くままに時を刻ませて…、…………)
やがて熟考の末、アタシは1つの仮説と実験を行う事に決めたんです
これは、必ずやらなくてはいけない事だ、とアタシは本能で察しました
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