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自殺内容を永遠に話す女に6年も認知されてた

1 :本当にあった怖い名無し:2018/12/27(木) 22:24:03.01 ID:eP4GJLyQ0.net
初投稿だから読みにくかったらすみません。
スレ違いだったら申し訳ないです。


ホラーで生きてる人間怖くて不思議な感じの
私が16の時に会ったバスの女との話です。

実家は東京郊外なんだけど、高段差が酷いから大抵みんなバスを乗って、移動する土地で高齢者が7割という感じ。
そのバスで最寄り駅まで行って乗り換えて、登校して22時までバイトして、またバスで帰ってくる毎日。

問題の女と会ったのは16の冬の夜、
黒のファーがついた真っ赤なコート、短め黒髪の小綺麗な髪型、化粧はThe昭和?な感じ。歳は55あたり。
(以下、昭和女と略します。)

2 :本当にあった怖い名無し:2018/12/27(木) 22:24:48.05 ID:eP4GJLyQ0.net
でも決定的な違和感があった。

手に持っているのは昭和の物だと思われる古い新聞。
古い紙が出す独特な色って言ったらいいかな?もう本当に古い年代物の新聞。
それに表紙も中身もボロボロな黒革の手帖。

最初は綺麗な人だし、その人が出す昭和な雰囲気に惹かれさえしてた。(何故そんなに観察出来たかは私が一番後ろの長い椅子左後ろ、昭和女が2個前の二人がけ椅子右)

でもバスが出発してからが地獄だった。

いきなり昭和女がブツブツと話始めた。
声量はそこそこあるが、内容は聞き取れない。
新聞と手帖を交互に見ながら、何かをずっと言っている。
周りのサラリーマンはうざったそうな顔をしたが、皆のスルースキルは高かった(笑)
ここまでならよくある話。

だがここから昭和女の声量はどんどん上がっていった。無機質な大きい声だった。耳に着く不快な声のタイプ。
遂に内容が聞こえた。
『昭 和 4 5 年 3月 12 日 山 口 忠
首 吊 り 自 殺 です。翌 年 8月 30日 佐藤...』
(日付、名前は仮名です。正直覚えてないです)

3 :本当にあった怖い名無し:2018/12/27(木) 22:25:39.26 ID:eP4GJLyQ0.net
車内は凍りついていた。
昭和女の後ろに座っていたサラリーマンもヒュッってなっていたのを覚えてる。
斯く言う私もズラズラと出される日付名前自殺内容日付名前自殺内容日付名前自殺内容に恐怖を覚えていた。

触らぬ神に祟りなし。運転手も乗客も誰も咎めなかった。

そこから行きのバスも帰りのバスも2ヶ月に1回、多い時に1週間に1回会うようになっていた。

いつもの小綺麗な格好、いつもの自殺内容。

もう全く気にしなくなっていて、人間とは環境に適せる素晴らしい生き物だとも知った。

一度気になって、ネット上で名前と日付で事故等を探したが、ヒットすることもなかった。だから嘘かどうかも分からない。きっと図書館で掘り返せば出てくる可能性あるのかな?そもそも自殺者の名前なんて、いくら昭和でも出すのかな?

そんなんで、ある日夜のバスで地元の友達と一緒になった。
いつもの席に昭和女も居た。

もう既に『そういう病気の人』という目で見ていた私だったが、友達の前では悪ふざけをしてしまう歳だった。
「ねえねえあの人見てて」
見た目から異様な雰囲気は感じてたみたいだが、
“いつもの”が始まって怖がりな友達は半泣きになっていた。その日は友達が降りるバス停で降りて帰った。

4 :本当にあった怖い名無し:2018/12/27(木) 22:26:37.35 ID:eP4GJLyQ0.net
次の日、友達からLINEがすごい速度で送られてきた。
「やばいやばい」「またいる」「こっちみてくる」「こっちみてなんか言ってる」「目が合ってる」
何故か、ここから私との時間は合わなくなり、友達とバッティングする機会が増える昭和女。

(怖がり極めた友達はバイクの免許を取って、バイト先までバイク通勤に切り替える)

そこから私自身、車やバイクを乗ったり、真逆の土地に一人暮らしをしたり、結婚したりして、昭和女をすっかり忘れていた。

でも今年、あれから6年主人の単身赴任で実家で暮らすことになって、通勤の為にまたバスを乗ることになった。
帰ってきて1年半になるが、特に何もなかった。

けれど、先月11月。冬の夜。
仕事終わりに左の一番後ろに座った。

5 :本当にあった怖い名無し:2018/12/27(木) 22:27:20.42 ID:eP4GJLyQ0.net
イタ。

2個前の右側、いつもの席、黒いファーに赤いコート。
ウェーブのかかった短めの黒髪に、
赤い口紅。古い新聞、手帖。
見開いた目。
よく見たら、日本エレキテル連合のあけみちゃんにそっくりだった。人間味が感じられなかった。

見開いた目。確かにこっちを見ていた。
おあつらえ向きに首を左後ろに回転させて。
目が合っていた。怖かった。
認識されたことがとてつもなく。

私の目を見ながら、バスが発車するのと同時に言った
『平 成 26年 2月 6日 松 田明 子 服 毒 自 殺 』
が忘れられない。
もちろん息止まって、ガタガタ震えてた。

でも私が最後に会ったのもその辺りの日付な気もして、もしかして昭和女は今まで会ってきた人に仮名を付けて自分の中で殺してるのかなとも思った。

怖かったのが、1度オーバードーズで自殺未遂してしまった過去があるから、その事を言われてるなら尚怖いとも思った。

いつも昭和女の方が私より手前のゴルフ場で降りるからいいものを、その日はバス停まで20超えてるのにママンに迎えに来てもらった、って話でした!

生きてる人間怖いし、不思議で、ホラーでした。

6 :本当にあった怖い名無し:2018/12/27(木) 22:29:58.91 ID:suXFrTmd0.net
>>5
短く切ってスレッドのばさないと落ちちゃうんだ(´;ω;`)
ごめんね
見てるよ
。ごとに区切った方が良いかも

7 :本当にあった怖い名無し:2018/12/28(金) 00:50:48.62 ID:UctPZ0Pd0.net
日野市か多摩市かな

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