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白蛇に助けられた話
- 1 :本当にあった怖い名無し:2018/08/23(木) 23:25:22.86 ID:Ax5pjAgZ7
- 白蛇に助けられた話
- 2 :本当にあった怖い名無し:2018/08/23(木) 23:27:04.35 ID:Ax5pjAgZ7
- 私が小学1年の時に体験した話です。
丁度夏前の出来事だったなっと思い出し、他にも経験した人がいないかと思いまして、書き込みました。少し読みにくいかもしれません。
- 3 :本当にあった怖い名無し:2018/08/23(木) 23:28:57.68 ID:Ax5pjAgZ7
- 小学生の頃は下校途中で寄り道するのが日課だった私は、当時仲の良かったAちゃんと探検といって人の家の通路や田んぼの水路を通って帰ったりするのが楽しくて仕方がありませんでした。
- 4 :本当にあった怖い名無し:2018/08/23(木) 23:33:50.09 ID:Ax5pjAgZ7
- そんなある日、田んぼの水路の流れる先に溜め池がある事に気がつきました。
私の地域は至る所に溜め池があり、それほど珍しい物ではなかったのですが、好奇心から中に入ってみようと思ったのです。
- 5 :本当にあった怖い名無し:2018/08/23(木) 23:36:17.74 ID:Ax5pjAgZ7
- 溜め池は柵で覆われていて、小学生の私が乗り越えられるはずもなく、唯一入れる場所は、溜め池の土手?に水かさが上がった時に溢れないようにする為の小さなトンネルだけでした。
確か高さが150センチくらいの大きさだったと思います。
溜め池はそれほど大きくはなく、25メートルプールを四角くしたような感じで、道路よりも高い土手で囲まれた場所にありました。
- 6 :本当にあった怖い名無し:2018/08/23(木) 23:40:05.57 ID:Ax5pjAgZ7
- そのトンネルが私にはトトロや別世界の門のように感じてワクワクしていたのを覚えています。
Aちゃんにも見て欲しくて呼んでみましたが、Aちゃんは怖がってしまい、仕方がなくトンネルの手前で待っていてもらう事にしました。
- 7 :本当にあった怖い名無し:2018/08/23(木) 23:41:43.38 ID:Ax5pjAgZ7
- トンネルを抜けると濁った水が溜まっていて、足場はぬるぬるしているし斜面が溜め池に向かっているので、危ないかも知れないと思い土手を登ろうとした時、それはいました。
全身真っ白の蛇がとぐろを巻いていたのです。
- 8 :本当にあった怖い名無し:2018/08/23(木) 23:43:35.22 ID:Ax5pjAgZ7
- たまにテレビで出てくるアルビノのような白い蛇とは比べ物にならないくらい白いその蛇は、目も真っ白で起きているのか寝ているのかも分からず、ただピクリとも動かずジッとしていました。
左巻きでとぐろを巻き、真ん中が尻尾で端に頭がありました。
右を向いていたのもはっきりと覚えています。
- 9 :本当にあった怖い名無し:2018/08/23(木) 23:46:32.60 ID:Ax5pjAgZ7
- 私は死んだ蛇は全身真っ白になって目も白いんだと自分で納得してから、急に怖くなってその場を逃げ出しました。
Aちゃんには蛇がいたとだけ伝えて二人で慌てて逃げ出しました。
- 10 :本当にあった怖い名無し:2018/08/23(木) 23:48:24.72 ID:Ax5pjAgZ7
- 次の日に私は懲りずにまたトンネルを抜けて蛇がいた所へ行きました。
蛇が死んでいたなら、まだそこにいるだろうと考えていたからです。
しかし、そこに蛇はいませんでした。
見間違いだったのかな?と思い、その日は早々に溜め池を立ち去りました。
- 11 :本当にあった怖い名無し:2018/08/23(木) 23:51:48.81 ID:Ax5pjAgZ7
- 翌日、私は信じられないものを見てしまいました。
溜め池の下の道路が通学路になっているのですが、ふと土手を見るとそこには溜め池から下の溝へ這いずっていく大人の腕程もある大きな蛇がいたのです。
長さも相当で、土手の上から下の溝まで胴体が這いずって来ているのに、頭どころか尻尾すら見えず、上から下へとズルズルと降りて来ていたのです。
今までに見たこともない大きさだったので、「蛇!蛇ーっ!!」と大声を上げてその蛇を指さしました。
- 12 :本当にあった怖い名無し:2018/08/23(木) 23:54:25.04 ID:Ax5pjAgZ7
- しかし、皆んな反応する事なくむしろこの子何言ってんのって感じで変な目で見られ、
なんで皆んな反応しないの?と皆んなの反応の薄さに戸惑いながら学校へ向かったのを覚えています。
それ以来、私は溜め池へ近づく事はありませんでした。
- 13 :本当にあった怖い名無し:2018/08/24(金) 00:00:37.19 ID:uDO7MonGl
- それから何十年も過ぎたある日、祖母が神棚を綺麗にする為に上の物を下ろして机に並べていました。
手伝おうとした時、ある物が目に入りました。
それは全身真っ白で目も白く、口には巻物を咥えた二匹の蛇の置物でした。
「え、こんなの置いてた?」と聞くと、昔からこの神棚の上に置かれていたそうで、家の守り神さんと教えてくれました。
あの出来事は小さい頃の夢だと思っていたので、慌てて母に白い蛇の話をしたかと聞くと
「あんたそう言えば言ってたよ、体も目も真っ白な蛇がいてたって」と言われ、あれは夢じゃなかったんだと改めて思いました。
今になって思います。
土手の高いあの溜め池で遊んでいて溺れても、誰も気づかなかっただろうなと。
だから、これ以上ここにいたら死ぬよと白蛇様が知らせてくれたのかもしれません。
- 14 :本当にあった怖い名無し:2018/08/24(金) 00:09:01.49 ID:Thb9zOA41
- 守護神が助けてくれたわけか
- 15 :本当にあった怖い名無し:2018/08/24(金) 00:11:05.53 ID:uDO7MonGl
- 今も神棚にはお米とお水、たまにお酒をお供えしています。
- 16 :本当にあった怖い名無し:2020/08/01(土) 06:30:52.49
- 作り話乙
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