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ほんのりと怖い話スレ 130

980 :本当にあった怖い名無し:2018/07/07(土) 21:43:22.17 ID:gFMsQ2U30.net
以前学生時代に住んでいたアパートの話です
私は当時、古びた二階建てのアパートに住んでいました。
家賃は2万代と安く貧乏学生だった頃の私には楽園のような場所でした。
ただ1つ気になることがあるとすれば壁が薄いということでした。
バイト帰りなどで家に疲れて帰ると聞こえてくるんです。
隣の部屋からあえぎ声が。
恥ずかしながら当時彼女もいなかった私は聞き耳を立てて1人遊びしたこともありました。
そんなある日のこと、いつものようにバイトを終え家に帰るとその日も隣の部屋からあえぎ声が聞こえるのです。
私はちらっと窓の方を見ます。
今朝、干した洗濯物がそのままの状態でありました。
私の部屋は一階で古いそのアパートにはベランダのようなものはありません。
一度外に出てアパートの裏に回って洗濯物をしまうしかないのです。
アパートに帰ってくる時に隣の部屋の明かりがついていることも確認済みでした。
できるだけ音を立てずに私はアパートの裏に回りました。
隣の部屋の窓にはカーテンがしてありました。
しかし、そのカーテンは寸足らずで少し屈めば充分に中の様子がわかるほどの隙間がありました。
私はやってはいけないことをしているのとその先に広がるエロティックな世界に心臓が破裂しそうなのを抑えゆっくりと隙間から部屋の中を覗きました。
しかし、そこにあった光景はチェックの赤いシャツにベージュのズボンを履いた40代くらいの男性が壁付けしてあるベッドに座って丸テーブルに大量に載せてあるチラシをひらすら折り続けるという内職のようなことをしている光景でした。
それ以外誰もいなければ何もない部屋でした。
私はすぐに興味を失せがっかりしながら自分の部屋へ洗濯物を投げるようにしまい、足早に部屋へと戻りました。
部屋に入るとがっくしとベッドへ腰を下ろしました。
その時聞こえたのです。女性のあえぎ声が。
確かに隣のさっき覗いた部屋から。
私は壁に耳を当てました。
淫美で艶めかしい女性声が壁を挟んですぐそこで聞こえるのです。
間違えなくそこに誰がいる。
さっき見たあの部屋にはいなかったなにかが‥
そう思ったとき全身の血が凍ったような、背筋の毛が逆立ったような感覚は今も忘れません。

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