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死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?350

219 :取り憑かれ:2018/04/10(火) 22:43:26.68 ID:ONfaIshm0.net
長野の某市の山間の村に住んでいた。
ダムの近くまで降りて舗装の汚い凸凹の坂道で夕暮れまで遊んだり、遠くに見える市の明かりを眺めたり、お墓の近くでぼーっと座っていたこともある。
小6の夏休み、いつものようにダム下の山間の墓近くで遊んでいる時、左手の林の中にヒラヒラした白いものが見えた。
山間のぼろっちい木造で祖父と暮らしていた俺には逆に怖いものなんてなかった。
びっくりしすぎて最早声も出なかったが、こっちが何か言うまでもなく向こうが話しかけてきた。ベラベラと話しかけてくるが、呪文か異国の言葉のようで意味が全然通じない。
女はひとしきり興奮したようにまくし立てると、急に黙り、一言ゆっくりと喋った。
正直聞き取れなかったが、文字に起こすと「〜けてじゃあ」って感じ。
最初の方は聞き取れなかった。
気がつくと俺は自分の家の布団で寝てた。
じいちゃんがそばにいて、あんな暑いところで遊び続けるなと
叱られた気がする。この辺はうろおぼえ。
俺は白い女ことは話さなかった。
それから俺の人生がおかしくなった。
中学は市内の中学に時間かけて通っていたんだが、
二、三ヶ月に一回くらいヒラヒラと白い何かが視界をよぎるようになった。
曲がり角、家の窓、バスから見る景色、遠くの林、市内の駅前のデパートの影、ありとあらゆる所でだ。
そして俺はこの頃何を勘違いしたんだか自分のことを基地外だと思っていた。
中学に上がりオンボロノートPCを貰ったりして見えないものが見える症状を検索しまくったせいだ。
あの白い女とチラつく服は俺の妄想だと思っていた。
下手なこと言って頭がおかしいのがバレれば病院に連れていかれてがんじがらめに縛られ薬漬けにされると本気で信じてた。
だから稀に見える白い女の影に本気でビクついた。
極め付けは2月、毎年2月の半ばごろになると夢を見る。薄暗い部屋に19本のろうそくがあって、中央にいる女をぐるりと囲ってる。
その夢を見るたびに火が灯っていき、俺が中学卒業する年には15本、
つまり歳の数灯っていた。夢の中では女が嬉しそうに俺に語りかけてくる。
長い髪で口元と通った鼻筋しか見えないが、嬉しそうにはしゃいだ様子で語りかけてくる。夢の中では動けない上に距離が遠い+声が小さいので聞き取りづらいが、なにかの呪文にしか聞こえなかった。

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