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ほんのりと怖い話スレ 128

295 :本当にあった怖い名無し:2018/02/15(木) 19:16:56.01 ID:B4meD5dw0.net
>>294

続きです。
深夜、ものすごい物音で目が覚めました。
私の部屋には大きな窓とベランダがあり、冬でもタテスで日光を遮っています。
寝る時は足下側の雨戸だけ開けて寝ると、翌朝日光で気持ちよく目が覚めるという良い部屋だったのですが・・・原因はそのタテスに何かが落ちて来たばきばきという音でした。
その重い何かは固い部分があるのかベランダの手すりのカーンッという甲高い音もしていました。
泥棒だった場合を考え、昔剣道の練習で使用していた木刀を咄嗟に引っ掴んで上体を起こし耳を澄ませました。

大きな気配はバキバキと音をたててタテスを踏み荒らしているのでしょう。
その音で頭側から雨戸の開いている足下側にどんどん移動して行きました。
そして、運悪く閉め忘れていたカーテンの隙間からついにソレの姿が見えました。
大きな白いからだとしか認識できませんでしたが、不意にこちらを振り向いた気配がしました。
一瞬の出来事でしたが、狒々や鵺といった単語がぱっと頭に浮かびました。
そしてソレは金色に光る両眼でこちらを見つめて来ました。
ただただ怖くて必死に「来るな!去れ!入ってくるな!」と叫んでいました。
そしてどれくらいがたったでしょうか。
ソレはまた、どさりという音と共に庭に落ち、垣根を越えて去って行く音がしました。
一目散に父と母の部屋に駆け込み、翌朝タテスや庭を確認しましたが何も痕跡はありませんでした。
ただ、家族もなんとなくここ数日屋根の上から気配がすると感じていたようだったので、なおさらぞっとしました。
あれは一体なんだったのか、気になるところです。

ありがとうございました。

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