ほんのりと怖い話スレ 127

本当にあった怖い名無し

相手をほんのり怖がらせたかなっていう話

自称霊感もち。
コース、個室のみの飲食で働いていた時、
支配人が「今日は２つ生くるよ」って。
「生」はその店の隠語で当日焼かれた遺骨がやってくるって意味。
そういえば、前日に母親が近くのビルから生後間もない子とダイブしたって聞いていたのでそれかと。

箱２つ。
皆明るい。耳に入ってくるのは、
「こういう時だからこそ笑おう」。その類。２つ写真が置かれているのに、残された人が陽気で違和感を覚えた。

で、宴もたけなわってとこで、
「こんなに親族も集まることありません、記念撮影でも」の流れ。
「お兄さん写真！」って言われ、デジカメを渡され、といってもデジカメ渡したの、お父さん一人。
自分の中で笑いとる鉄板。ちょっと困りながら「これどう使うんですか」で笑い。

撮りますねーで、パシャ。で、ブレてないか画像確認するんだけど、
あれ？オーブが５つくらい飛んでたので気になって「ああ、うまく撮れませんでした」で「何してるのー」笑い。

「すみません。もう一度とりますねー」パシャ。確認で更に増えて無数。

おどけて、「もう一度」
「もう一度」っていったくらいから空気的に「大丈夫？こいつ」みたいなのが覆う。みんな顔は笑っているけど。

パシャ。画像確認。画面埋め尽くすぐらいのドーナッツ。靄？

あ、だめだ。と思い、無言でその壁についてる店員呼び出しボタンを押して、違う部屋の担当に写真撮影をまかせて出た。

後で見て困惑されたと思います。あの時撮った写真本当にごめんなさい。もしかしたら、オーブという認識が無くて、「何この曇ってる映像は？」で認識されている方がありがたいです。