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後味の悪い話 その172
- 729 :本当にあった怖い名無し:2017/10/27(金) 23:06:53.87 ID:zN1xCtgA0.net
- やがて、F君の姿は見えなくなってしまう。
しかし、矢口はとくに気にする事も無くやがてイジメを行っていた事は忘れてしまう。
時は過ぎて、作者は「野口英世」の人生を記した本を読む。
そこには、手が不自由なせいで「てんぼう」と苛められた時の事も描かれていた。
侮蔑的な言葉に傷つく野口英世を思うと同時に、F君の事もようやく思い出した。
自分が面白半分でどれほど酷い事をやっていたのか……
「すまなかった……F君……」
謝ろうにも、F君はすでに作者の故郷には居なかった。
東京に行ったという噂だけを聞きかじる事が出来ただけだった。
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