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後味の悪い話 その172
- 53 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2017/09/07(木) 00:57:43.53 ID:+T0F68tf0.net
- ヒヨコの話で思い出したんだけど、俺は、猫に襲われて怪我をしていた鳩を保護したことがある
鳩の脚に飼い主の連絡先が記されたタグが付いてたから、その番号に電話した
俺「御宅の鳩が猫に襲われていたから保護しました」
飼い主「箱にでも入れてゴミ捨て場にでも置いといて下さい(サラッ」
俺は飼い主の物言いに衝撃を受けて自分の耳を疑った。ポカーンとなった
あまりにも信じがたかったから、ついつい「それは埋葬しろということですか?」と聞いてしまった。というかそれが俺の願望だった
飼い主「いえいえ、そんなことしてくださらなくて結構ですよ。猫に襲われた鳩はすぐに死にますから、放置しておいて下さい」
飼い主の予想外の冷徹さに俺はしどろもどろになって暫く言い淀んでしまう
そしたら飼い主は急に丁寧な口調で社交辞令的なお礼の言葉を述べてきた。俺的にはそれは『これで満足か?話はおしまいだ』と暗に伝えようとしているような雰囲気に感じれた
もう電話を切るしかなかった
俺は飼い主に怒りが沸いてきて、この怪我した鳩を飼って、いつか再び空を飛べるようにしてやろうっていう情熱にかられた
それから鳩の餌とか色んな物を買い集めたりした
それから数日後、鳩は本当にコロッと死んでいた
この話を友達にしたら、友達いわく「鳩を飼育している人は、家に帰ってこれないような無能な鳩はいらないらしい」とのことらしい
何かもう俺は情けなくてため息しか出なかった
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