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後味の悪い話 その172

488 :本当にあった怖い名無し:2017/10/06(金) 22:33:17.19 ID:Bz3+pOYj0.net
赤川次郎の小説「人間消失殺人事件」。

女子高生のA子が、バス通学中に、ふと学校へ行きたくないと思ったことから始まる。
いじめられているわけではなく、ふと、行く気を無くした彼女は、そのままいつものバス停では下りず、今まで来た事もない終点で降りた。
町をブラブラしていると、営業中のリーマンにバス停の場所を聞かれたんで、案内してあげた。
その後A子は、今までとは別の自分になりたいと考え、行方不明となった。

捜索願いを受けた警察は、防犯カメラにA子と一緒に歩くリーマンが映っていた事で、このリーマンを参考人として取り調べる。
リーマンは持病持ちで、一定時間ごとに薬を飲まなければいけなかったのだが、取り調べの担当刑事は「白状するまで飲ませない」と脅し、結果リーマンは取り調べ中に急死してしまう。
マスコミはリーマンがA子を誘拐し殺して埋めたと決め付けた。

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