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後味の悪い話 その172

364 :2@\(^o^)/:2017/09/29(金) 17:20:15.53 ID:QO6M358R0.net
 数日後、必死の逃走の末に隣町にたどり着いた主人公はそこでボロボロの姿から浮浪者
と間違われ警官に保護される。
 信じてもらえないとは思ったがそれでも自分と町に起きた事を話すと意外にも警官達は
それを信じてくれた。
 主人公が地下室にこもっていたために入れ替わられずに済んだのだろうと。
 一安心した主人公はゆっくりやすめる場所へと案内される途中で。
 「やつらは何のために死体なんて吊るしていたんだろう」と警官に問いかける。
 すると警官は言った。
 「簡単な話さ、まだ入れ替わってない人間が残っているかどうか試すためだよ」
 そして主人公がついた部屋にあったのは、ベッドでもソファでもなく絞首台だった。

 翌日、その町の銀行の頭取は部下に任せられない仕事で終日地下金庫にこもっていた。
 仕事を終え帰ろうとすると電柱に妙なものがぶら下がっていた。
 見たこともないボロボロの服を着た浮浪者のような男の首吊り死体が。
 しかし不思議な事にそれを見て騒ぐものは誰もいなかった……。

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 助かったと思ったらどんでん返しはディックの18番。
 後味悪く感じるのはまさに作者の思う壺で
 「悔しい、けど(後味悪く)感じちゃう、ぴくんぴくん」と言う感じかw
 言ってみれば心地のいい後味の悪さ。

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