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百物語2017

328 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2017/09/16(土) 02:34:36.64 ID:RGklCvcg0.net
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当時うちは社員五名程度の小さな土建屋で
地元で大きなトンネル工事があった時に下請業者として現場事務所の設営をすることになった

用地にある小さな山、というか丘と言ったほうがイメージに近いか
それを切り崩してならして平地にして、元請けの社員や作業員が泊まるための宿舎とかを建てる
そのための前準備をうちの社長と二人でしてた
急斜面なので結構体力がいるし、梅雨時だったので湿っぽくて長靴の中が汗ですべる

測量作業をしていると何やら頂上のほうが騒がしく、休憩がてら様子を見に行くと元請けの連中が頭を抱えてた
人骨が出たらしい
面倒事に巻き込まれたって顔の元請け連中に
「いやー当たりやな、おい」
と、うちの社長がとてもいい笑顔で声をかけてた

そのうちどつかれるでこのおっさん、とか思いつつ
歩くたびにグッポグッポ音がするくらい溜まってる汗が気持ち悪かったので
倒木に腰を掛けてひっくり返すようにして長靴を脱ぐと
中からベシャって赤黒い液体がこぼれて、足がスネの辺りから血まみれになったように真っ赤になっていた
怪我をしているのかと思ったが痛みはないし、水道で洗い流しても傷などはなかった

人骨が出たって直後に出くわした出来事だったのですごく気味が悪かった
「山の仕事はいろいろあんねん」
と社長がいつものように豪快に笑ってた

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