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百物語2017

279 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2017/09/12(火) 01:28:53.81 ID:5c4ZEPnk0.net
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大学の同期の友人が越したのが幽霊マンションだったらしく、変な気配や物音に悩まされていると相談を受けた
「なんかいるみたいなんだ」って電話が来た時に、後ろでガラス戸かなんかをバンバン叩く音が鳴っていたので
「それ何?」って聞くと「こっちは真剣なのにおかしなこと言うなよ!」ってキレられた
どうやら本人には聞こえていないようだったので、その場では冗談ってことにして誤魔化しておいた

自分の職場でそのことを話して「お祓いとかそういうの出来る人いませんかね?」って話を振ると
先輩にひとりお地蔵さんをデカくマッチョにしたような人がいて「ぼく行ってあげようか?そういうの得意なんだよ」と言う
得意ってなんだよって思ったんだけど、友人の家に来てもらうことにした
いろいろ説明する友人に生返事で「いやぁよく分からんけど」とか言いつつ、用意したお菓子をもりもり食べるだけ食べて帰っていった
友人からは「なにあの地蔵」ってメールがあって少し肩身が狭い思いをしたんだけど、暫くの間はおかしなことは起こらなくなったらしい
そのことを先輩に伝えると「ぼく前からそうなんだよ」って言っていた
先輩が行くと心霊スポットが消えてしまうらしく、よっぽど強い守護霊が付いてるに違いないって友人と話してた
ただその効果も本人が居ないと薄れるようだし、まさか先輩に同居してもらうわけにもいかないので困っていると
別の人づてにお祓いの出来る主婦のおばさんを紹介してもらえることになった
同席を頼まれた私は先輩にもお願いして付いてきてもらうことにした

マンションに着くなりおばさんは友人の住む階を言い当てて、その階に沿って霊道が通っている、と言う
同調してしまった人は取り憑かれやすくなるらしく、足元に子供の霊がまとわり付いていると言っていた
その場で簡単にお祓いを済ませ「もう大丈夫だけど」って言ったおばさんは先輩に向き直って
「申し訳ないけどあなたについているものは私ではもうどうしようもない」って言った
先輩はいつもの調子で「あーいいっすいいっす、大丈夫」と軽く流しただけだった
いまだにピンピンしてるんだけどなにあの地蔵


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