異世界に行った人

本当にあった怖い名無し＠＼(^o^)／

続き

翌日、親に家具を新調したのかと尋ねると昨年変えたじゃないかと返答され困惑します。
ペットの犬の種類も違いました。
会話していくうえで親父の記憶と周りの人の記憶に違いがあることに気づき勉強好きの親父は色々違いを探しました。
歴史にも違いがあり例えばケネディーはあと数年生きていたなどです。
そこで親父はここがパラレルワールドであることに気づきます。
もとに世界に帰る方法はないかと探しそれを試して何度か世界を渡ったそうです。渡る度にもとの世界から離れていき違いが大きくなります。
親父はそれで元の世界に戻る方法はないと悟りました。

しばらくして母と結婚して私と妹が生まれ日本に移住することになりました。
日本での生活が幸せになれるように日本に行く飛行機ごとを世界を渡ったそうです。
同時に他の乗員乗客も幸せになれるように配慮もしたみたいです。
それから何度か親父はオーストラリアにいる親戚家族に会いに帰ったのですがまた違いがあったりして
別の人のように感じてここ十年以上は帰っていませんね。

親父曰く歴史を勉強し直すのが大変だったと言っていました。