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みんなの不思議体験がききたい

410 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2017/02/07(火) 22:39:02.90 ID:TfAW++1s0.net
次の日は、ものっすげえホワイトアウト!
まぁ、梅雨の真っ只中だからな。
時間待ちしてたら、昨日のOBジジイが「行かないのか?いいルートファインディング
だろ〜が」って霧の中から声かけて先に行ったみたいだった。
まもなく、天候回復。おれたちも出発!
でも、すぐにうっとおしい霧に追いつかれた。
おれは先頭だから気がつかなかったんだけど、しんがりの副の川村の前を歩いていた横田は
変な気がしていたそうだ。
霧の間に間にだれかがついて来る。
はじめは川村のかなり後ろ。
それが、東鎌尾根を越え、三連梯子手前あたりでは自分の横に並びかけてる。
人数を確かめても、すぐ後には川村、前は志野島、さらに先頭はちゃんとおれがいる。
(え?)って思って、真横を確認しようとしたとき、ぴとぉって感じでボロ雑巾みたいなモノが
後首にくっついたらしい。
くっさい、猛烈な腐臭!

猛然ダッシュした横田に、川村が気づいて止めようとしたけど振り飛ばされ、志野島はカウンターで
腹を蹴られて悶絶。
おれはとにかくしがみついた。
そしたらザックが変な感じではずれ、荒れ狂っていた横田はその拍子でズサーッって吹っ飛んだ。
もろ、三連梯子の持ち手のところにどてっ腹がブチ当たったんだけど、おかげで落ちなかった。
おれたちは全員、安堵で脱力。
そしたら、聞き覚えのある足音がして、OBジジイが通りかかった。
「なにやってんの?なっさけねえなぁ」
ジジイが横田を見て言った言葉はそれだけ!
すごく冷酷な気がして、おれたち全員がジジイの後姿にファック・サインを出したぜ。
横田はOBジジイの態度にくやしがって「大丈夫」って言ったけど、全員が下山で一致。
脾腹は内臓を傷めてるとやっかいだからな。
横田のために休憩を多くして、そろそろと下った。

  分けるワ

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