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ほんのりと怖い話スレ その121
- 648 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2016/11/26(土) 21:51:39.40 ID:gsLZg6GY0.net
- (続き)
自分の方向に向かって男が早歩きよりもう少し早い速度で近付いてきていたことが、現実とは違っていた
真向かいから暗い川沿いの道を歩いてくる中年の男の見た目は、たしか線の入ったジャージ姿で髪はどちらかといえばペタついたかんじ、痩せ型のせいか遠目からはなんとなくみすぼらしい印象だった
でも男がすごいペースで近づくにつれ、あれ?と思った
目が普通の人間とは違う。黒目の焦点が2つともに寄目になってるっていったらわかるかな?
2つとも視線が交差してどこもみてない目なんだよね。それでいて黒目が大きくて、目が目立ち、中が空洞になってるようにも見える
狂う位の空虚や無気力を煮詰めたような、見たことのない目だった
もう中年男性っていうより、暗い大きなどこもみていないような空洞みたいな目だけズンズン寄ってくるような印象
あんな視線を交差させる目つきしてたら普通の人は歩けないし、目の前まで来た時に普通の人間じゃないなって思ったら怖くて怖くて
しかもなぜか私の横を通るんじゃなくて、私に近づいて来てるのがわかった
避けるように歩こうとしても、もう手遅れで、見えないはずの、視線が交差した、真っ暗ながらんどうな瞳がどんどんどんどん迫ってくる
そのまま人間じゃない男は、私の体に正面から入り、自分の怯えた叫び声で目が覚めました
その後、何事もなく暮らしていますが(父母の別居はありました)、体の中に入っていったせいで、時々もしかして取り憑かれているのかなと思うこともあります
同じ道を夢の中で辿ったことで、あの時実はこんな霊がいたと教えてくれたのかもしれません
川は不浄なものを流す場でもあるので、夜は通るなとその経験の後はじめて家族から聞きました
以上です
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