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ほんのりと怖い話スレ その120

387 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2016/10/01(土) 02:53:12.94 ID:1ZL9eB0t0.net
いつものように近道して歩いていたら、ふと前日のすだれのことを思い出した。
その裏通りではなかなかの大屋敷だったし、見たらすぐに思い出すだろうと思って歩いてみたが、すだれをかけている窓などひとつもないし、ここかな?と思われる屋敷に近付いても見当たらない。
それどころか、屋敷に不釣り合いだった小さな間取りを思わせる小窓もない。
あれはなんだった?と思いつつ、帰宅したのが昨日。

また近道して歩いていくと、唐突にすだれが現れた。明かりが漏れているが窓は閉められていて中の様子は見えない。
見えないのは残念だけど、まぁすだれは見間違いじゃなかったってことで…と納得し、その屋敷の斜め下あたりに差し掛かったとき、突然すだれに人影が映った。
そして、たてつけの悪そうな木枠の窓をガタガタと開けると、痩せた婆さんがすだれを捲り上げて窓の下をギョロギョロと見回してる。
俺は早足で屋敷の真下に移動し、再び婆さんがすだれを下ろすのを隠れて待った。

怖いもの見たさでもう一度様子を窺おうと、屋敷から少し離れつつ横目で見上げたら、すだれと窓枠の隙間から婆さんが笑って見下ろしていたので走って逃げた。
それが今日。

月曜から近道を使おうか悩んでいる。

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