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後味の悪い話 その166

648 :死刑執行人の家系 3/3@\(^o^)/:2016/10/22(土) 21:58:22.36 ID:YGxHCY3l0.net
シャルル=アンリの孫の6代目アンリ=クレマン・サンソンも、
自分の家系が死刑執行人であるとわかったとたんに、
学校の親友がみんな離れたため、学校をやめて家庭教師をつけて学問をするなど、
サンソン家の呪縛を一身に受けていた。
しかも当時は、副業の医業も資格制になってしまったため、死刑執行の罪滅ぼしとしての医業も不可能に。
アンリ=クレマンは、6代目死刑執行人となってからは、気を紛らわせるためかギャンブルにはまってしまい、
サンソン家代々の財産を蕩尽し、できた莫大な借金のために死刑台を質に入れてしまった。
1847年、死刑執行命令を受けた時には、なんとか法務大臣に頼んで死刑台を受けだしてもらい、死刑をやり終えたが、
その次の日にも法務省からの通知が届いた。
「やれやれまた死刑執行命令か」と気の重くなったアンリ=クレマンだったが、そこに書かれていたのは
「死刑執行人を罷免する」の一文だけ。
最初はあっけにとられたアンリ=クレマンだったが、母を呼んで罷免命令を見せ、
母子二人で「これでサンソン家の呪縛が解けた」と歓喜の涙を流しあった。

放蕩息子のために消滅した、サンソン家6代にわたった呪縛、とはいったいなんだったのか

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