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後味の悪い話 その166

593 :2/2@\(^o^)/:2016/10/21(金) 05:23:33.31 ID:Kee59z4d0.net
主人公はデータチップに目もくれず、落下していくAの腕を掴んで助けた
データチップは溶鉱炉に落ちて溶けてしまう
Aは驚く「何故、データチップを取らずに俺を助けた?」
主人公は答える「ラスボスの情報ならお前から聞き出せばいい。俺は初めからお前を殺す気なんて無かった。
ラスボスの情報を教えてくれ。なんなら、これからは仲間になって、一緒にラスボスを倒しに行こう」
Aが嘘をついたり不意討ちしてくるという可能性があるというのに、主人公は無条件でAを信頼していた
Aは、怒り、憎しみ、絶望といった負の感情が自分の精神の中から消滅していることに気付き、主人公の精神にただただ圧倒されて感服する
A(もし、もっと早くこいつに出会っていれば、俺の人生はどうなっていたんだろう…?)

その時、主人公が掴んでいたAの機械の腕が壊れ始める
主人公は身動きがとれず、「もう片方の手で俺の手を掴め」とAに言う
Aはラスボスの情報を主人公に伝えると、主人公に捕まれている自分の片腕を、もう片方の腕で破壊し始める
主人公の制止の声も虚しく、Aは自分の腕を切断

A(駄目なんだ。俺はあんたの仲間にはなれない。だって俺は…)

Aは助手(主人公の友人)から強力な機体を与えられた時、助手にお礼を言った直後、その機体の強力な力によって助手を惨殺していた

負の精神を失ったAは、自分の罪を赦すことが出来ず、死を選んだ
「アイルビーバック」
Aは親指を突き立てながら溶鉱炉へと沈んでいった

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