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後味の悪い話 その166

473 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2016/10/13(木) 22:24:59.70 ID:KIAerXMq0.net
星新一「底なしの沼」
地球とある星との間で何十年も戦争が継続していた。
休戦の試みも何度かなされたが、地球が白旗を掲げると相手の星では白旗が嘲りを意味していたために効果がなかったり、
地球が相手の言語を解読して和平会談を持ちかける文書をつくったら、サンプルしたのが気の荒い船員たちの言葉だったために、
かえって挑発にしかならなかったり、
相手の星が和平の使者たちを送ってきたとき、とりあえず船内を消毒したら、使者たちが死んでしまい、相手の星が怒ったり、と
お互いに「たとえ勝ったとしても、激しい消耗戦の末に、相手の星にすでに資源は枯渇しているため得るものは何もない」
とは理解はしてるのだが、それでも無意味な戦争は続いていくのだった。
この泥沼の戦争が起きた理由は、地球の船員が捨てたゴミがたまたま相手の星の船にあたってしまい、相手の船の乗員が光線銃をぶっ放したため。

戦争を始めるのはきわめて容易だ。子供だってできる。
しかし、それを終わらせるとなると、ある場合には2つの惑星の文明を結集しても…

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