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百物語2016 【本スレ】

339 :るしふぁー ◆CS/orwC/9AZj @\(^o^)/:2016/08/28(日) 03:01:06.41 ID:WswBOqP00.net
【第 百 話】るしふぁー ◆CS/orwC/9AZj
『おかえり』


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私は今、親父とその親兄弟がかつて生まれ育った土地で暮らしている。
そして今年の七月下旬に叔父(親父の兄)が他界した。6人兄弟だった親父の最後の兄弟だった。
親世代は短命で20代から50代で亡くなっているが、叔父だけは79歳まで生きた。ほぼ平均寿命だ。
ちなみに祖父母世代、特に母方の親世代は長寿で、90代から100歳越えである。
この人は本当に頑固で気難しく、私もこの血を引いたのか常々衝突していた。
ただ、私は子供の頃に両親と死別し、叔父が後見人になって学費を出してくれていたので、
感謝の気持ちは持っていた。

葬儀は近年にしては珍しい大きなもので、3人の和尚さんを呼び派手にやっていた。
木魚に銅鑼とポクポク・ドンドン・シャンシャンと2時間近い読経、派手好きな叔父は喜んだだろう。
先週、継母との確執については書いたが、やっぱり通夜に何食わぬ顔をして来ていて、久々にご対面!
事情を知っている親族はハラハラ…。私の親族は今まで継母とその男、娘を大切にしてきていた。
本家の血を一番濃く受け継ぐ私は悔しいやら惨めやら、複雑な気持ちでいつも二歩も三歩も退いていた。
だから、直面した継母に一言放った、「まだ生きとったん?あんたも一緒に焼いてもろたら?」と…。
不謹慎だとは解っていたが、ついつい口が滑ってしまった。

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