後味の悪い話　その165

867 ：本当にあった怖い名無し＠＼(^o^)／：2016/09/10(土) 19:25:28.93 ID:49HBxLQO0.net

童話って解釈次第で後味悪いよねって話、グリム童話青髭。

青ひげと呼ばれている恐ろしいが金持の男（伯爵だったり領主だったりする）が新しい妻をめとる、勿論妻になる女は乗り気ではない。
「どの部屋を開けてもいいが、この金の鍵の部屋だけは絶対に開けるな」と屋敷の鍵の束を渡し、青ひげは出かける。
女は鍵の束を使い色んな部屋をめぐり、絢爛豪華な衣装や財宝を見みつけ、ついに禁じられた金の鍵の部屋を開けてしまう。
中にはなんと今まで妻となった女達が変わり果てた姿で吊るされており、驚き鍵を落としてしまい血が付き、それは何度ぬぐっても取れなかった。
青ひげは生えって着て鍵を返すよう要求、血が付いた鍵も見つかってしまい約束を破った罰として殺されそうになり、せめてお祈りをと時間を稼いでいる間に兄を呼ぶ。
駆け付けた兄（一人でなく、三人の兄が多い）達に青ひげは殺され、青ひげの財産を手に入れた兄妹は幸せに暮らしました、めでたしめでたし。

いくつかの解釈で見たのは、幾らぬぐっても取れない鍵の血＝失われた処女性＝妻は浮気をしていた説。鍵と鍵穴は男女のアレの隠語。
それでこの解釈でいくと、浮気して殺されそうになった（時代背景的に姦通罪は死刑）妻が、逆に夫殺して財産丸儲け、な後味悪い話になる。