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後味の悪い話 その165

830 :1/2@\(^o^)/:2016/09/07(水) 19:41:40.07 ID:ul+zVnrw0.net
「境界のリンネ」という漫画であった話

主人公は幽霊の未練を晴らして成仏させてあげる仕事をしている

あるお似合いのカップルがいたのだが、ある時から二人の仲は険悪になってしまう
主人公は彼氏の持っている不細工なマスコットキャラのキーホルダーに霊気を感じる
なんでも、このマスコットキャラは彼女の地元の伝承「ホラ太郎」を元にしているらしい

昔々、ホラ太郎という名の嘘つき男が、村一番の美人の娘に片想いしました
ホラ太郎はお地蔵様の裏に隠れて待ち伏せし、お地蔵様のふりをして娘に語りかけました
ホラ太郎「娘よ、ホラ太郎と結婚するのだ」
娘「まあ! お地蔵様がそうおっしゃられるのなら、私はホラ太郎と結婚します」
そこへやって来た村一番の御曹司がホラ太郎の悪事を目にし、ホラ太郎を懲らしめます
娘と御曹司は結婚し、いつまでも幸せに暮らしました
ホラ太郎は嘘つきとして村中でバカにされる一生を送りましたとさ

主人公がキーホルダーを調べてみると、とり憑いていたホラ太郎の悪霊が姿を現す
このホラ太郎の悪霊が悪さをしてカップルの仲を険悪にしていたのだ
ホラ太郎の悪霊は実の名を「空太郎」といい、伝承は歪められたものだと主張する

本当は、空太郎と娘は婚約していたらしい
しかしある日、空太郎は何者かに頭を殴られて気絶してしまい、目を覚ました時には、娘は御曹司と婚約していた
空太郎が娘を問い詰めると、娘は「空太郎と婚約などしていない」と否定
それ以来、空太郎は村中で「嘘つきのホラ太郎」とバカにされるようになり、その悪評は後世にまで語り継がれて伝承にまでなってしまった

カップルやその友人たちは空太郎の話を嘘だと非難する
しかし主人公は空太郎が嘘をついてはいないと感じた

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