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後味の悪い話 その165

530 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2016/08/26(金) 14:43:17.87 ID:SJEP17mQ0.net
毎年終戦記念日前後に思い出す『野坂昭如戦争童話集』より『ぼくの防空壕』。
舞台は戦時中日本。主人公少年の父も出征し、母一人子一人の生活。
少年の唯一の気晴らしは、空襲警報時に出征前に父が掘った防空壕の中で父と共にアメリカ兵と戦う空想をすること。
いつしか少年は防空壕に入れる空襲時を楽しみにするようになっていた。
やがて日本は終戦を迎え、防空壕も取り壊されることに。
苦しい生活に耐えさせられた上、主人を亡くした虚しさに泣き崩れる母と取り壊される防空壕を前にした少年は呟く。
「防空壕の中ではいつでも父さんと会えたのに。ずっと空襲があれば良かった…」

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