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後味の悪い話 その165

498 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2016/08/25(木) 21:18:32.95 ID:790SAIs10.net
こんな流れの中非常に恐縮だが、思い出したので投下。
長いかも&うろ覚えで間違ってるところあったらゴメン。

疋田桂一郎『ある事件記事の間違い』
昭和50年の東京・成城でエリート銀行員の男(以下A)が知的障害のある娘(2歳)を餓死させたとして逮捕される事件があった。
Aは「娘が息をしていない」とかかりつけ医に駆け込んできたのだが、娘の遺体がひどく痩せていることをその医師が不審に思ったため警察に通報。
駆け付けた捜査員の事情聴取に対して衰弱死させたことを認めたための逮捕だった。
逮捕から9か月後、執行猶予付きの実刑判決が下された。
そして判決を聞いたAは、裁判所からの帰りに電車に飛び込んで自殺した。

Aの自殺後、Aの妻が「夫は保釈中に帰ってきた際、報道にショックを受けていた。『有罪になったら生きている意味がない』と言っていた。それが現実になってしまうとは」という趣旨のコメントを発表した。
このコメントに引っかかるものを覚えた筆者(当時朝日新聞の編集委員)が独自に調査を行い、ルポにまとめた。

事件についての記事は各社とも第一報、判決確定、Aの自殺の3本だった。
第一報の記事は、
Aは知的障害のある下の娘をベビーベッドに閉じ込めて放置、餓死させた疑い。
当時妻は出産のため入院中、もう一人小6の娘がいたが「下の娘がいる寝室には絶対に入るな」と言いつけていた。
(妻の入院後は平日の昼間さえ誰にも留守番を頼まず、いつもと同じように深夜に帰宅することもしばしばだった)
取り調べに対してAは「重い障害を持つ娘の将来を案じ、心を鬼にして放置した」と犯行を認めていたという。
・・・「Aは娘の将来を案じてとはいえ食事を求める娘の声も無視して監禁、餓死させた冷酷な父親」という印象すら与える記事だった。


(続く)

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