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後味の悪い話 その165

208 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2016/08/14(日) 02:09:19.68 ID:KZYcEnFa0.net
漫画「千年万年りんごの子」

主人公の元孤児の青年は、青森のりんご農家に婿養子に入る。
ある日嫁が光熱を出したとき、仕事で軽トラを走らせると吹雪に猛遭遇し、吹雪が止んで
山奥で車から降りると、季節外れのりんごがなった立派な大木を見つける。
民地では無さそうだからと、りんごを数個失敬して持ち帰り、光熱を出す嫁に食べさせた。
それを嫁の家族や村人に話すと、みんな態度が豹変、同時に残ったりんごがなぜか土に変化してしまった。
実はそれは神様のりんごの木で、そのりんごを食べた女は生贄として“ 神様のところ”に行ってしまうものだった。
神のものになるため、目に見えて肉体が変化していく嫁を見て、主人公は自分が鬼になり神を殺そうと決意する。
すでに神のもの、自分も神になってしまった嫁は、鬼になった主人公を見て、自分も鬼になるから一緒に神を殺そうという。
結果神を倒す(木も焼かれる)して主人公は助かるものの、嫁は神の世界から戻ってこれなかった。
一時期はりんごの件で村八分にされた主人公は、その後も同じ村で暮らし、嫁を思い続けるのだった。

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