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後味の悪い話 その164

94 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2016/07/18(月) 10:44:53.26 ID:wxCUNJmE0.net
仮名手本忠臣蔵の早野勘平のこと
早野勘平は赤穂浪士であり、赤穂藩改易の後、討ち入りの同志に加わろうとしていたが討ち入り参加資金五十両が集められず悩んでいた。
勘平の妻であるお軽は遊郭に身を売り、五十両の金を用立て父の与市兵衛に勘平に金を届けてもらうように言う。
与市兵衛が山崎街道という山道を夜間通ってると斧定九郎という山賊(実は赤穂藩家老、斧九太夫の息子であったが放蕩のために落ちぶれていた)
に殺され、布の財布ごと五十両を盗まれてしまう。
たまたまイノシシを狩っていた勘平がイノシシと間違い定九郎を射殺。
誰かわからぬまま懐を探ると五十両のはいった財布が出てきたため、参加資金が必要だったこともあり出来心からとってしまう。
次の日、与市兵衛が山崎街道で死んだこと、布の財布が与市兵衛の物であったことが判明し、さては昨日殺したのは舅の与市兵衛であったかと蒼くなる勘平。
姑は怒り狂い「よくも私の夫を殺しおったな!この舅殺し!腹を切れ!」と叫んだため勘平は切腹。
その際、「ああ夜間とはいえ舅と知らず撃ち殺してしまうとはなんたる因縁」とつぶやいたのを
見届け人が聞き、はて、与市兵衛の傷は刺し傷であったが、と当惑していると定九郎死体発見の報。
結果、勘平が舅殺しではなくむしろ舅の仇を討ったことが判明。そこに討ち入りの首謀者大星由良之助から「妻を売ってまで討ち入りに参加しようとしたその決意に心打たれた。お軽はすでに身請けしたのでそちらに送ろう。同志の血判状に名を連ねられよ」
とお軽と血判状が送られてきた。
勘平は同志となるという気持ちは果たせたが、そのまま死んでしまった。

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