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後味の悪い話 その164

933 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2016/08/07(日) 18:15:11.04 ID:6W7JItNV0.net
うろ覚えですまんが、「鎌倉夫人」深田久弥

A子は鎌倉の貧しいバスガールで、B子は裕福な令嬢だった
B子の婚約者は海軍士官で、いつもバスに乗ってB子に会いに来る
そのうち士官はバスガールのA子と出来てしまい、A子(当時16歳くらい?)は妊娠した
士官はB子と別れたが、A子とも結婚しなかった
A子は一人で息子を産み、その後はバスガールの寮の寮母をしていた
B子は士官が忘れられず、ずっと独身のままだ
バスガール達、有閑夫人達(B子の友人)も、この過去のことを知っていて関心を持っていた
(バスガールと有閑夫人それぞれの暮らしや、小学生の息子や、鎌倉の海とかの描写があるが、色々省略)

A子もB子も、別れてから士官にずっと会ってなかった
ある日彼がこっちに来るという知らせが入り、A子もB子も内心そわそわする
B子はフランス製レースつきの割烹着を出した
そのレースは、まだ婚約中の頃、士官がフランス留学に行った時送って来たものだった
B子はその割烹着をつけて久しぶりに手料理を作って待った
だが結局士官は来ない事になり、A子もB子も会えなかった

それからしばらくして、B子は士官から呼び出された
待ち合わせ場所に行ってみると、士官とA子がいた
士官は朗らかな顔で「栄誉ある任務を受けたので2人に知らせたかった」みたいな事を言ったとさ
おしまい…A子とB子がどういう反応をしたかは書いてないが、喜んだのか?

士官(ほとんど描写も出番もない)が身勝手だなとしか思えんかった
1937年の作品だからしょうがない、という部分もあるのだろうか?
深田は自分の妻の原稿をパクって改変してこれを書いたらしい

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