不可解な体験、謎な話～enigma～ Part99

本当にあった怖い名無し＠＼(^o^)／

一年に一回くらいの頻度で妙なモノがみえる。
15歳くらいの巨大な裸の女の子。ビルのように大きかったり、まあ大木くらいの大きさだったりでまちまち。昼夜問わず見える。ワイワイ騒がれていたいことからおそらく他の人に彼女はみえていないのか、程度に思っていた。
特に僕に害のないものじゃないし、可愛らしい子だったけど何故か近付こうという気が起きず、遠くから目の保養程度に彼女を見ていた。女の子は僕と視線を合わさず穏やかに空をみて微笑んでいた。
ある日、僕は巨大な女の子を間近でみた。女の子は裸で体育座りをしていた。女の子の周囲には人がいっぱい集まっていたので俺はビックリした。
「もしかして周囲の人間にも見えるようになったのかな」と少し悔しく思いながら様子を見ていると、どうも人々は彼女ではなく彼女の尻の下に向かっていろいろ喋りかけていた。
何だろうと思って僕も彼らと同じように目線を合わせると彼女の尻の下で男が潰れていた。僕が咄嗟に口から悲鳴が漏れると、常に穏やかな笑顔だった彼女が顔をしかめて僕に「しっ」とジェスチャーしてみせた。