後味の悪い話　その163

873 ：「恐ろしき、悲惨きわまる中世のロマンス」2/2＠＼(^o^)／：2016/07/13(水) 23:14:30.42 ID:wloenHco0.net

恋心に気づいたヒロインは従姉妹から距離をあけようとしたが、従姉妹はヒロインに告白。
仕方なく拒絶したヒロインを従姉妹は憎んだ。
従姉妹は好色家の子供をすでに孕んでおり、出産。
国中にそのニュースは知れ渡り、従姉妹は不義を働いたとして投獄。
ヒロインの父親は「これで娘の地位は安泰だ」と喜んだ。
そして公爵位に就く直前、次期公爵に一仕事やらせようということでヒロインは従姉妹の裁判をすることに。
ヒロインはしかたなく「お前の子供の父親は誰だ？」と公の場で尋問。
従姉妹は「父親は、あなたです！」とヒロインにはっきりと宣言。

ヒロインが自分の無実を証明しようとすれば、女の身でありながら
公爵位に就こうとしたとして即刻死刑に処せられる。
そう気づいたヒロインと父親は失神してしまった。
作者「さて、私はヒロインをこんな窮地に追い込んでしまったが、救い出す方法がわからない。
いっそ手を引いて当人たちに最善の方法を考えさせるか、ここで物語を終わらせてしまおう」
おわり