後味の悪い話　その163

496 ：本当にあった怖い名無し＠＼(^o^)／：2016/07/04(月) 22:07:01.97 ID:lgsMFcS10.net

続き
ここで、実は主人公が戦闘にかかりきりになっている間、取り残された形になっていた
ヒロインに先輩が地味に、そしてずっとアプローチをかけていたことが明かされる
主人公が昏睡状態に陥っている間に、先輩は取り乱すヒロインをなだめつつ、そこから一気に
慰めセクロスに持ち込んでNTR達成
エースパイロットである主人公は自分たちとは住む世界が違うとかなんとかピロートークかます
シーンを交えつつ、主人公が一昼夜の昏睡の後に緩慢に死を迎えたことを伝えて本編エンド

再び、墓参りのシーンに戻って、先輩とヒロインの夫婦が私たちこんなに幸せですアピールを
墓の下の主人公にしてエピローグ

作者的には戦闘マシーンになっていく主人公に戦争の無常さを、取り残されて寂しさに
苛まれるヒロインに好意を抱きつつも一線は超えずに見守る先輩に人の温かさを重ねて
描いているつもりなんだと理解はできる
主人公の危険な戦闘スタイルを止めないのも、自分が女に絆されて失ったエースパイロット
への情熱を託しているからだというのもまあ読み取れる
でも、どんなに言い繕ったとこで要はNTRしてるわけだし、セクロスかますその脇ではまだ主人公
生きてるわけだしで、全然感動できなかった

欧米の作品には結構こういうパターンの作品が多いけど、先輩とヒロインがくっつくのは
せめて主人公が死ぬまで待てなかったのかと思う
あっちの人たちのメンタリティはたまに理解できないときがあるけど、この作品がまさにそんな感じ
ちなみに題名のミッキーマウスは主人公のパーソナルマークを指しているんで、そのくらい
察しろよって言われればその通りなんだけど、主人公がパイロットとして頭角を現すあたりまでは
本当に面白かった分、読後の落胆もでかかった