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後味の悪い話 その163

477 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2016/07/03(日) 23:35:23.85 ID:S23/N+Lj0.net
ジョンヘンリーはすごいやつ 1/2
ディズニーの短編アニメ「ジョン・ヘンリー」

奴隷が解放された直後のアメリカの話。
黒人青年のジョンは妻と二人。
奴隷時代に自分が繋がれた鎖を打ち直し、二本のハンマーを作った。

開拓中のアメリカでは、鉄道会社が多くの黒人労働者を雇った。
その報酬は、決められた工期で線路を敷き終えれば土地を分け与えるというもの。
作業半ばで鉄道会社(白人)は工期の繰り上げを告げ、労働者たちの土地を得る夢は絶望的に。

そこに現れたジョンヘンリー。
両手のダブルハンマーで、人の何倍ものスピードで杭を打っていく。
「ジョンヘンリーはすごいやつ」の合唱と共に、妻が「みんなも続くわ〜」と声援を送る。

工事も終わりに差し掛かるころ、鉄道会社は蒸気ドリルを投入。
労働者たちは約束も反古にリストラの憂き目に。
怒れるジョンは蒸気ドリルにタイマンを挑む。
ダブルハンマーと自動杭打ちの勝負は、ジョンが先に小高い山の前まで到達し勝利したかと思えたが、勝負の刻限は日没まで。
沈む夕日を横目に、蒸気ドリルは山を削って進み始めた…。
失意のジョンは膝をつき、ハンマーを取り落とす。
そこに妻が颯爽と現れ「立ちなさいジョン、あなたならできる
みんなも続くわ〜」と励まし、仲間と共にワクテカで山の向こうへ先回り。
ジョンの後には誰も続かない。

山の向こうではドリルの地響きとハンマーの雷鳴が轟き、どちらが勝つかわからない。
日没と共に、山を切り開いて現れたのはジョンだった。
蒸気ドリルは壊れ、ジョンもまた妻の腕の中で力尽きた。
その手にハンマーを握らせる妻。
もう勘弁してやって。

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