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後味の悪い話 その163

373 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2016/06/30(木) 23:30:35.58 ID:1OPycsa40.net
まだ出てないみたいなので
悲しみのイレーヌ

主人公は超チビだけど切れ者のフランス人刑事カミーユ。コンプレックスの塊のようなカミーユだったがイレーヌという美しい妻を持ち(死んだ母親以外で)初めて人を愛することを知った。
イレーヌは臨月を迎えカミーユは幸せの絶頂にいた。
そんな時に事件が起きる。被害者は娼婦二人。正体の分からない人物が借りた家で惨殺されていた。
二人の遺体は異常なほど執拗に破壊され、部屋には不可解なメッセージが残されていた。
カミーユは捜査に乗り出すが、その間にも第二第三の事件が次々と起こってしまう。難航する捜査の途中、カミーユは二件目の現場の特徴がある推理小説の見立てであることに気づく。
そこから更に調べを進め、事件の全てが様々な推理小説の殺人現場の見立てであったことを突き止めた。
カミーユは新聞記事に犯人へのメッセージを載せ犯人とコンタクトをとることを試みる。
狙い通り犯人からの返事があった。しかしその手紙はカミーユ宅に直接送り届けられていた。犯人は刑事のカミーユが自分の「作品」を理解してくれたことを喜びんでいた。
犯人に住所がバレていることに驚くカミーユ。そこに捜査チームの一人の刑事が新聞記者に情報をリークしていたという知らせが入る。
記者の素性を詳しく調べると記者は元売れない推理作家だった。そして記者が過去に唯一出版した作品の内容は、妊婦が殺され腹を裂かれて胎児が取り出されるというものだった。
犯人が記者だと分かり青くなったカミーユは急いで妻のイレーヌに電話をかけるが応答は無い。イレーヌは家にもどこにもいなくなっていた。
手がかりを求めて記者のアパートにいくが案の定記者の姿は無かった。その代わりに書きかけの小説の原稿が見つかる。
その内容は何とカミーユが主人公でこの事件を追っているものだった。
原稿はカミーユが記者のアパートで原稿を見つけるところで終わっている。
ここまでが物語の第一章。つまりここまでは読者は犯人の小説を読んでいたという仕掛け。

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