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後味の悪い話 その163

17 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2016/06/13(月) 12:37:46.23 ID:07lqmEwo0.net
1957年(昭和32)4月4日午後2時過ぎ、中野区内に住む、ある主婦のもとに一通のハガキが届く。
そこには「子どもを戻してもらいたかったら、午後4時までに東上線鶴ヶ島駅へ115万持って来い」と書かれていた。

4月2日夜、近くの銭湯に出かけたまま行方不明になっていた12歳になる中学一年生の息子は誘拐されてしまっていたのだ。
2日夜の時点で警察に通報しなかったのは、離婚しているとはいえ、子どもの父親が当時の有名なプロレスラー清美川であり、
スキャンダルになるのを恐れたためである。

脅迫状の指示通りの金を用意して鶴ヶ島駅に出向き、周囲には刑事が見張っていたが、誰も現れなかった。やがて少年の同級生から、
銭湯から少年が25歳前後の男性と一緒に出て行くのを目撃した証言が得られたが、容疑者の特定には至らなかった。

日本棋院七段名人の長男・林邦太郎(当時26歳)は精神を病み、約5年間入院していたが、現在は退院し、自宅で療養していた。
ところが4月4日ごろから精神状態が不安定になり、6日に再入院する。そして林は医師の診断を受けている最中に異常な言動を繰り広げる。
不審に思った医師は4月9日午前10時ごろ自宅を訪問。家族とともに林の四畳半の部屋に踏み込む。

畳をあげて床下を調べてみると、少年のバラバラ死体が二つの大型金魚鉢と二つの熱帯魚用水槽に収められていた。
具体的に言うのであれば、金魚鉢には頭部と両足が、水槽には胴体と両腕が、ホルマリンに漬けられていた。
それぞれ蓋はパテで密封されていた。そのバラバラ死体は行方不明となっていた12歳の少年であることが判明し、林は直ちに逮捕される。
また林は飼っていた12匹の猫を皆殺しにして、しかも半分ほど食べてしまったことも判明する。

林は詳細な日記『若松湯』を残していた。ノートには「ついに捜し求めていた理想の少年を見つけた」
「金魚鉢に入ったあの子は、見ても見ても飽きるということがない。ホルマリン漬けになったあの子は生きているときより、いっそうかわいい」
などと書いていた。
林は精神鑑定を受けたが、責任能力が認められ1958年7月、懲役10年の判決を受け、控訴せず服役した。

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