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ほんのりと怖い話スレ その117

255 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2016/06/19(日) 09:20:11.95 ID:G2Rm1n4t0.net
ここに来て「いよいよ不味いことになった」と思ったけど
止まるのはもっと良くない気がして牛歩でも歩いた
暗いあぜ道を気配を感じつつ牛歩で歩くのは、とても長く感じたし辛かった

ふと、ある場所で嘘のように足の重さが消えた
途端に急ぎ足、10歩も歩けば車についた
車には姉ちゃんがエンジンふかしつつ待っていた 呑気に

車の中ですぐに姉ちゃんに抗議した
置いてくなんて、遅く歩くのを気づきもしないなんて薄情だって
姉ちゃんは驚いてこう言った

「だってアンタ、女の人とおしゃべりしながら歩いてたじゃない!

だって、女の人と肩を組みながら喋ってたじゃない
だって、あんなに熱心に喋ってたじゃない
邪魔になるといけないから先に行ってただけなのに」

引きつった顔で、姉ちゃんに自分は一人だったこと、足が重くて歩けなかったことを話した
その後の車のスピードは言うまでもなく速かったし、途中のコンビニで塩を買ったし、婆ちゃん家に電話して親戚と一緒ではなかったことを姉ちゃんに証明したりした

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