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ほんのりと怖い話スレ その116

957 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2016/06/11(土) 00:21:29.43 ID:Wkdzaya40.net
赤いコートの女が小学生を羽交い締めにしている。小学生は泣いている。そこに俺と友人が
たまたま通りかかった。
最初は駄々をこねている子供を母親が叱っているのかとも思ったが、どうも様子がおかしい。
女の口が耳まで裂けていた上に、手にはナイフのようなものを持っている。
直感的にヤバい!と思ったが体が動かない。
オタオタする俺の後ろから友人が
「ちょ。かしてん」といいつつ
ずいっと俺の前に出てきた。
「脳膜なんちゃらかんちゃらなんたらかんたらうんたら散漫!」と呪文のようなものを両手を合わせながら繰り返し唱えている。
10回ほど「なんたら散漫!」を聞いた辺りで
赤いコートの女が持っていたナイフのようなものを地面にポトリと落とした。
顔を見ると涙を流している。
「ゴメンね。坊や。もうしないから」
そういうと女は俺たちに背を向けてとぼとぼと
歩き始めた。すると友人は
「ちょ。待ちーな。」と女の後を追いかける。
「うんたらさ〜んま〜ん!」
そう叫ぶと友人は女の両頬を往復ビンタした。
驚いたことに女の耳まで達していた傷が跡形もなく消えていた。
女は友人に、深々と頭を下げて足早にその場を去っていった。
友人いわく
「女の両頬から悪い気が出ていたのでお不動さんの力を借りて退散してもらった」とのこと。
友人の実家は京都でお寺をやってるから
こういうの、詳しいだわ。

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