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ほんのりと怖い話スレ その115

863 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2016/04/25(月) 18:22:28.20 ID:g9FLPhsC0.net
ふと思い出した。
小学校低学年頃のことだから、随所の記憶は曖昧だが。
季節は秋。放課後校庭でサッカーをしていた。子供の無限の体力と涼しい気候で時間を忘れてボールを追いかけ夢中で遊んでいた。
「おい、お前らっ!いつまで遊んでるんだ!何年何組の誰だ!?」
2階にある職員室の窓からから、すぐに怒鳴ることで有名な高学年の担任が声を荒げた。
そこでやっと俺らは、周りが薄暗くなっていることに気づき、怒られることにビビって急いでグラウンドを後にした。
まぁ、田舎のガキはサッカーくらいしかやることもないので、みんなはそれぞれ帰路に着いた。
俺は帰る方向が同じ、いつものメンツ3人と帰った。それぞれA、B、Cとでもしよう。
時刻はまだ16時くらい。遊び足りない俺らはクラスのリーダー格でヤンチャなAの提案で、「探検」と冠して普段と違う道を通って帰ることに。
10歳にも満たない子供にとって、薄暗くて知らない道を通るのは、まさに冒険。
この町にはシンボルとも言える山が町の中央に鎮座していた。
その山のそばを歩いていたら、中腹ほどに大きな建物を発見した。電気も点いてなく、異様な空気を醸していた。

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