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∧∧山にまつわる怖い・不思議な話(避難小屋)79∧∧

714 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2016/09/02(金) 12:22:03.26 ID:9KrifYIz0.net
石じじいの話を書き込んだ者からみなさまへ:

これで、私は、このスレより退去いたします。

ながながとした昔話におつきあいくださりありがとうございました。このスレを多く占拠
してしまったことをお許しください。最近、書き込みが増えたのは、いくらかの話を皆さんに
読んでいただいておこうと考えたからです。まだ、話は多く残っているのですが、これまで
としましょう。機会があれば、また、どこかでみなさまにお会いすることがあるかもしれません。
それまで、どうかご自愛くださって、ご活躍されることをお祈り申し上げます。
最後に、前レスでもありました、石じじいの最後についてお話ししましょう。単純な話です。
じじいは、それほど長生きというわけではありませんでした。体調を崩して町の病院に入院し、
1ヶ月も経たないうちに他界しました。一度、病院にお見舞いにいきましたが、じじいは、
私の手を取りながら(頭を撫でるには、わたしが成長しすぎていたのです)、
「ぼくよ、たっしゃでおりんさいや。これからおもしろかとがようけあるんで。しかしのう、
いきてみたらあっというまよ。だいじにしんさいよ。」
じじいの葬式のことはほどんど覚えていません。たしかに参列したはずです。すごい土砂降り
だったことしか覚えていません。「これはXX(じじいの名前)さんの涙雨よ」と、うがったことを
誰かがいった覚えがありますが、それは、あとから得た表現知識が上書きされた私の思い違いかも
しれません。じじいが教えてくれたことは多かったと思いますが、なにぶん、私は子供だったので、
その後の生活にそれを活かせなかったことが悔やまれます。

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