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∧∧山にまつわる怖い・不思議な話(避難小屋)79∧∧

679 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2016/08/30(火) 21:44:28.79 ID:yQrUAPBO0.net
>>677
(つづき)
「えらいことよ。そのこはのう、がまんづようてのう、よう、
やまをあるけえたんよ。あがいな元気な子は、わしらの村にも
おらなんだい」その子は、面白い貴重な石をたくさん見つけて、
じじいに提供しました。そして、その見つけた石の中から、
ちいさな綺麗なものを1つじじいから分けてもらって大事そうに
持ち帰ったと。ある日、じじいと女の子は、山をかなり歩いた
あと、おそい昼食をとりました。女の子が持ってくるように
なったお弁当は、粗末なものだったそうです。食後、彼女は疲れ
たのか、ウトウトと眠りこけたそうです。「ありゃりゃ、ねてし
もうたい」とじじいは思ってタバコをふかしていましたが、急に
「おとうさん!」と彼女が叫んだそうです。じじいはびっくり
して彼女を方をみましたが、彼女はまだ眠っていたそうです。
彼女の寝言だったのです。じじいは、自分がしていた手ぬぐいを
折りたたんで彼女の頭の下に敷いて、目がさめるまで待っていた
そうです。その日は、それで石探しをやめて帰りました。じじい
は、彼女の卓越した石探しの能力に驚いて、ちょと怪しんでいま
した。そうして一ヶ月ほど日曜日ごとに彼女はいっしょに石探し
に出かけました。じじいは、彼女に、友達といっしょに遊ばない
のか?と尋ねましたが、彼女は、ともだちはいない。と苦しそう
にいったそうです。無口な少女でした。
(づつく)

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