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∧∧山にまつわる怖い・不思議な話(避難小屋)79∧∧

662 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2016/08/28(日) 20:17:21.76 ID:hHq0qghM0.net
>>661
(つづき)
じじいは、駐在と話をして、あれは無人の難破船ではないか?と思って
村人に尋ねたそうですが、アレが怖い船(朝鮮語では「アンマエ」と言って
いたそうです)だと村人は口々に言いました。村人は、もっと人がいなく
なるのではと恐慌していたそうです。駐在とじじいが尋ねたところ、アノ船
がくると必ず村の人がいなくなる、と。「よっしゃ、あの船まで行ってみようや!」
とじじいが言っても、村人は腰が引けてだれも舟を出そうとしませんでした。
重苦しい空気に包まれて夜になりました。
夜になっても、黒い船は明かりもつけずにいたそうです。村の若いものが
数人、勇気をだして警戒するために浜に残ったそうです。松明を焚いて。
じじいは翌朝、大騒ぎで目を覚ましました。例の若いものがいなくなって
いました。一人もいない。松明は倒れて消えていました。砂浜(それほど
広くなかったそうですが)には大勢の人が走り回った足跡が残って
いました。村人や呪術師は、「あれだ、アノ船が人を喰らうんだ」といって、
青くなっていたそうです。じじいも、そう何日も滞在しておられなかった
ので、車に同乗させてもらい村を後にしました。
駐在の住所を聞いておいたそうです。彼は家に帰ってからちょっと
してから駐在に手紙を書いたのですが、その返信がすぐに来たそうです。
「あの船は、その後二日停泊し、その後、朝見てみるといなくなっていた。
その間に村人の8人がいなくなった。」その後、第二信が彼から
来て、それには「その後、いなくなった人々の着物の一部が
海岸に打ち上げられた。」と。駐在は心中ではないか?とも書いて
いました。

「ふしぎなこともあるもんよ。ひとがあがいにたくさんいっぺんに
おらんなるとはのう。日本もええ船があるんやけん、あのおかしな船
をしらべたらよかったやけど。」
日本の行政府は、迷信を取り除こうと努力していましたが、そのような
事件を伴う(根拠のある?)迷信は、根絶やしにはできなかったそうです。

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