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∧∧山にまつわる怖い・不思議な話(避難小屋)79∧∧

617 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2016/08/23(火) 07:33:40.32 ID:oZiaqWPL0.net
>>616
(つづき)
数日後、その遺物を学校の先生に見せたそうですが、先生はいたく興味をもって、
次の日曜日に一緒にその山に出かけました。石器群があいかわらずそこにあり
ました。先生は興奮して、あちこちを掘り始めました。じじいは、「おいおい、
そがいにかってにほって、だいじょうぶなんかな?」と思ったそうですが、先生
だったので口出しをしないで放っておきました。彼の掘り出した石器や土器は、
山のようにいっぱいになりましたが、ひときわ大きな土器を見つけて(ほぼ完品に
近いものだったと)彼は狂喜しました。中には、土が詰まっていましたが、それを
取り除いてみると、円い陶板のようなものがでてきて、それには両面に「顔」が
造形されていたそうです。どちらも、かなり写実的でしたが変なふうにゆがんでい
て気味わるく感じました(じじいの直感ですね)。先生は、それを大事そうに新聞
紙に包んで持ち帰ったそうです。その遺跡は、いくら掘っても住居跡のようなもの
は出てこず、遺物のみが大量に産出したとのこと。じじいは先生に、「あれはだい
じなもんやけん、教育員会にゆわんといけんのやないかな?」と助言をしたのです
が、その先生は、聞く耳を持たず、日曜日ごとにその山にいって発掘(盗掘)を続
けたそうです。じじいは、最初の数回は、彼に同行しましたが、そのうち、
そのような行為が嫌になって、行かなくなり、ほったくっていたそうです。さらに
数ヶ月がたって、その先生に会いましたが、彼は、以前見つけた人面焼き物をもう
一つ見つけたと、うれしそうに、じじいに話しました。じじいは、やんわりと
「もう、ほるんはやめたほうがええやないかなぁ?」諭しましたが、「ほっても
ほってもまだまだ出るけんねぇ。まだやめんよ」ということで処置無し。
(つづく)

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