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∧∧山にまつわる怖い・不思議な話(避難小屋)79∧∧

603 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2016/08/21(日) 20:40:15.58 ID:QkJxHR0Z0.net
石じじいの話です。

石を求めて山野を駆け巡っていたじじいですが、彼が苦手なものがありました。
それは、カマキリ。彼は、昆虫やヘビなど平気でつかんで、ちょいちょいと
する人物でしたが、唯一の弱点は、カマキリ。それには理由は、以下のような
ものでした。
真夏、じじいは大汗をかいて森を歩いていました。雑草が両はしに生い茂った狭い
山道を歩いていたとき、なにげなく横のカヤの葉っぱを手に取ったとき、
手に、「ぐにゃり」という感触がしたそうです。なにか?とおもってみると、
それは、大きな昆虫でした。最初ナナフシかとおもったそうですが、大きくて太い。
一尺はあったそうです。急に手に痛みが。よく見ると、それは巨大なカマキリ
だったそうです。じじいは、びっくりしてそれを振り捨てました。それは、
のそのぞと雑草の中に消えたそうです。じじいは、驚いたのですが、気を取り直
して道を進みました。すると、道の真ん中にもう一匹が。よく見ると、まわりに
たくさんの巨大カマキリうごめいていました。じじいは、ぞっとして、山を下り
始めましたが、すぐに竹林にさしかかり、そこには、さらに巨大な(「その前に
見たもんのに倍はあったで」)カマキリがいました。竹の笹の枝かとおもったそ
うです。じじいは、急いで山を下りました。
(つづく)

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