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∧∧山にまつわる怖い・不思議な話(避難小屋)79∧∧

568 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2016/08/17(水) 15:03:44.22 ID:RiEdFfmP0.net
>>567
(つづき)
三日目の朝に、じじいは、わくわくしながら、その家を訪れました。そこはえらい
ことになっていたそうです。家人が皆けがをしており、家が荒らされていました。
どうした?と尋ねると、三日目の朝に、心配していたので奥の間に行ってみると、
主人は床に突っ伏していたとのこと。「ああ、途中で眠ってしまったのだな」と
思って、主人を起こすと、彼は青い顔をして急に暴れ出したそうです。それでこの
ていたらくだと。じじいが身構えて行くと、主人は、奥の間に座り込んでいました
が、襲いかかってはいませんでした。しかし、敵意のある目つきでじじいを睨んだ
そうです。人が変わったようでした。それから、その主人は、家人に対しても、
近所の人々に対しても(だれにでも)残酷に、狡猾に悪意をもって接し始めたそう
です。それで、人々は恐れて、その家を敬遠するようになり邑で孤立しました。
そして、ある日、主人は家を出て行って行方不明になってしまったそうです。
死んだという話は聞かれなかったので、どこか別のところで住み着いたのだろう、
ということでした。

じじいは、ほうじ茶を飲みながら、落雁をもらって食っていた私に言いました。
「そうよ、神様はほんとうに降りてきなさったんかもしれない。しかしのう。
その神さんは、悪い神やったんやねぇ。降りてきたんやが、あの朝鮮人の目の前
やのうて、あの人の心のなかに現れたんや。こわいのう。」

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