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∧∧山にまつわる怖い・不思議な話(避難小屋)79∧∧

483 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2016/08/08(月) 10:53:37.98 ID:4V9gatNi0.net
石じじいの話です。

終戦後すこしたってから、彼は、初の長距離遠征として四国の
西部に石探しの旅に出たそうです。当時は、車も所有しておらず
なかなか大変だったということです。石もそれほど多くは運べ
ないので、半分物見湯山の旅だったのです。かなり深い山に
入った時に、「変な人物(じじい曰く阿呆」に遭遇したそうです。
じじいが、山奥の河原で野営の準備をしていた夕刻、上流から
汚らしい格好をしたリュックを背負った小柄な男がやってきました。
彼は、長いあいだ風呂にもはいっておらず、着物も洗っていないと
見えて、臭かったと。じじいもたいがいだと思うのですが、じじいは
衛生観念のかなり高い人だったので、まめに体を拭いて洗濯して
いました。
その男曰く、「この山には宝がある!」「それを私は探しているのだ!」
じじいは当惑しました。熱心にこちらに話してくるその内容が
「荒唐無稽」に思えたからです。「昔は、ここが世界の中心だった」
「私が宝を見つけたら、世界中の信心(宗教?信仰?)がひっくり返る」
「昔、ここらにやってきた平家の落人たちが、宝を見つけて、それを
守護することにしたが、世代を経るにしたがって、その目的が忘れさら
れて、歴史のなかに埋もれてしまった」などなど。
(つづく)

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