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不可解な体験、謎な話〜enigma〜 Part98

689 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2016/06/06(月) 01:35:50.05 ID:Na9pya940.net
つづき
変な体験をした後だし、早く帰りたくはあったがバイクを停めてスマホで現在位置を確認するのも面倒。

特に看板表示も無かったので、とりあえず山を下りる方向に向かう事にした。
適当に走っていればそのうち道路標示の看板くらいあるだろうし、それに従っていけば太い道路に着くだろうと楽観視していた。

再び曲がりくねった道を下っていくと、山間の集落に到着した。
十字路の看板が、左折すれば良く知った2桁国道に出られる事を示していたので、その通りに進む。

民家の立ち並ぶ、生活道路のような細い道を抜けると、突き当りに閉店した雑貨屋があった。
いい感じに昭和の風情が漂っていたので、普段ならバイクを停めて記念写真でも撮るところだ。
しかしその日は変な直線道路の件でさっさと帰りたかったので、更に看板に従って右折。

またしばらくグネグネと山道を走って行くと、見覚えのあるT字路に出た。
右手には閉店した雑貨屋。

先程は雑貨屋を正面にT字路を右折した。右手に雑貨屋が見えるということは、同じ方向から帰ってきてしまった事になる。
雑貨屋を右折してから、他に行ける道や施設は見当たらなかった。

ゾッとした。
もう一度看板に従って走る気にもなれず、今度は直進。
またしばらく山道を走り、気づくとまた右手に雑貨屋があった。明らかに道の繋がりがおかしい。
地図を確認しようかとも思ったが、それよりもこんなところに停まりたくなかった。

今度は左折して、元来た道へ戻る。
初めは民家の間を抜けたはずの道だったが、何故か途中で農道へ出た。
もう訳がわからなかったが、雑貨屋に引き返すわけにも行かず、そのまま農道を抜けると片道一車線の道路に突き当たった。
今度は立派な青い看板があり、それに従って走って、ようやく幹線道路に出ることができた。

オチはない

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