■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
ほんのりと怖い話スレ その114
- 291 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2016/02/06(土) 03:53:21.57 ID:RW57o5P00.net
- もうひとつ。
ほんのりこわいというか、ほんわかかもしれない。
わたしには歳がだいぶ離れた妹がいる。
そして、日本の一番南の島に住んでいる。
わたしが高校生くらいのとき、おじいちゃんが亡くなった。
お通夜のときだったかな、親戚の家に集まった。
いろいろと片付いて、みんなご飯を食べたり世間話をしていた。
当時2歳くらい、言葉も覚えたての妹。
お仏壇の前で正座をして、じっと仏壇を見つめていた。
すると、突然立ち上がって台所へいき、
「くるざーたーちょうだい!くるざーたーちょうだい!」
と大きな声で母にねだった。
「くるざーたー」というのは「黒砂糖」のこと。
けれどうちはあまり方言を使う家庭でもなく、
黒砂糖のことをくるざーたーなんて言ったこともない。
2歳の妹が知っている言葉じゃなかった。
母が、「なんで?食べたいの?」と尋ねると、
「おじーがくるざーたー食べたいって!」と。
親戚もみんな、
「おじーはくるざーたー好きだったから、妹ちゃんにお願いしたんだね。」といってお仏壇にお供えした。
現在高校生の妹にその話をしてもさっぱり覚えてないし、
妹はあれ以来黒砂糖をくるざーたーと言ったことはない。
総レス数 1011
342 KB
新着レスの表示
掲示板に戻る
全部
前100
次100
最新50
read.cgi ver 2014.07.20.01.SC 2014/07/20 D ★