2ちゃんねる スマホ用 ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50    

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

後味の悪い話 その160

993 :1/3@\(^o^)/:2016/01/13(水) 03:09:32.33 ID:zzd1cEJM0.net
ゲーム「Fallout:NEW VEGAS」からロケットの話
Falloutシリーズは200年ほど前に起きた核戦争で「世界は核の炎に
包まれた!」ってなったあとのアメリカでの話

クリス・ハバーサムという男は、核戦争が起きた時に核シェルターに入り
生き延びることができた人間の子孫。核シェルターのなかにはけっこうな
人数の人々がいて、そこそこ普通に暮らしていた。しかし、核シェルターを
運営していくためには、どうしても放射線を浴びながらの作業が必要に
なってくる。その作業を誰がやるか?となったとき、人々はハバーサムの
名を挙げた。理由は、「ハバーサムなら機械の扱いが得意だから」、
「ハバーサムなら放射線を浴びてミュータントになっても平気、もともと
醜いから」、「ハバーサムなら将来髪の毛が抜けても放射線のせいじゃない」
と言うものだった。やがて髪が抜け始め、ハバーサムはそれを自分が
ミュータント化したためだと思い余って核シェルターを飛び出し、外の
世界を放浪しだした。
(このころには核シェルターの外もだいぶ放射線は落ち着いていた)

そしてハバーサムはあるロケット発射施設で本物のミュータントの集団に
出会った。彼らは普通の人間からグールと呼ばれ蔑まれ虐げられている、
ゾンビのように肌のただれた醜い者たちだった。彼らは人間たちからの
暴力や偏見に耐えかね、ロケットに乗って、リーダーで預言者のブライトが
ビジョンで見たという遥かなる地へ赴くための『偉大なる旅』を計画していた。
ハバーサムは仲間に出会ったことを喜び、「ここに置いてほしい」と願い出る。
しかしブライトをはじめグールたちは戸惑った。ハバーサムはグールではなく
人間だったからだ。ブライトたちはハバーサムに彼が人間であることを
説明しようとしたが、ハバーサムはそのたびに怒ってしまうため、とにかく数日だけ
彼を受け入れてやることにした。

総レス数 1007
396 KB
新着レスの表示

掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50
read.cgi ver 2014.07.20.01.SC 2014/07/20 D ★