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後味の悪い話 その160

761 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/12/31(木) 11:00:53.46 ID:cEKh5qTP0.net
高校の英語の副読本のイギリスの小話集にあった「A Sad Chiristmas」という話。

昔々、ある貴族のお屋敷でのクリスマスパーティ。
100名以上が参加する盛大なパーティーで、その貴族の息子(ラベル)とその許嫁(マドレーン)も
参加していた。ラブラブな二人。
ディナーの後のダンスパーティも飽きてきた最中マドレーンがかくれんぼをしましょうと提案する。
5分の間に屋敷のどこかに隠れたマドレーンを見つけてねというもの。

5分待って、わいわいと探しに行くパーティ参加者たち。
しかし、どこを探してもマドレーンが見つからない。婚約者のラベル卿も焦りだす。
朝まであらゆる部屋を探し続けたものの結局見つからなかった。
マドレーンは行方不明のまま戻ってくることはなかった。

ラベル卿はその後もマドレーンを忘れずに独身を通して高齢になるまで生きた。
それから100年後、屋敷は売りに出されていた。
引っ越してきた家族が前の家族の古い荷物を整理していたところ、屋根裏部屋から
施錠された大きな汚い箱が出てきた。
宝石でも入ってるんじゃね?と期待しながら中身をこじ開けてみたらびっくり。
そこからは、ドレスを身に着けたままの変わり果てたマドレーンの骨が出てきたのでした。

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