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後味の悪い話 その160

60 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/11/24(火) 01:51:20.62 ID:WbwsVtj30.net
妖怪ウォッチであった話

主人公の少年に取り憑いている妖怪執事ウィスパーは(オバQから足を無くした様な姿)、密かにカンニングしながら知ったかぶりの解説をする無能な妖怪
ある日ウィスパーは主人公から「ウィスパーにも何か妖怪らしい特殊能力は無いのか?」と指摘されてしまい、無能な妖怪だと小馬鹿にされてしまう
ウィスパーは一人思い悩む
実はウィスパーにもれっきとした妖怪としての能力があるんだけど、ある理由からそれを封印していた

時は戦国時代
当時のウィスパーの本来の名前は「妖怪・シッタカブリ」で、取り憑いた人間にしったかぶりの大嘘を言わせてしまう能力をもっていた
そんなウィスパーだったけど、偶然にも石田光成という戦国大名に過大評価されて気に入られ、石田光成に取り憑いて妖怪軍師として仕えることになった
それからウィスパーには凄い幸運が続いて、石田光成に言わせた知ったかぶりの大嘘がことごとく大当たりする
ウィスパーと石田光成は互いに信頼死合いながら楽しい日々を過ごした
しかし関ヶ原の合戦で石田光成は絶対絶滅の窮地に追い込まれる
どうしても石田光成を救いたかったウィスパーは、石田光成に自分の正体を正直に明かし、「今から敵軍の大将に取り憑いて撹乱してくる」と宣言する
でも石田光成はそれを拒んで、死を覚悟した上でウィスパーに能力を発動させ、知ったかぶりの大嘘をつきながら部下を率いて出陣し、討ち死にした
それ以来、ウィスパーは主を死なせた自分の能力を封印し、カンニングしか出来ない妖怪となりましたとさ

石田光成が自分から死にに行くのは勝手だが、最後の知ったかぶりを信じて一緒に付いてって討ち死にした部下たちが可哀想な気がした

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