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後味の悪い話 その160

295 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/12/03(木) 17:58:11.65 ID:uMc1xqWc0.net
第二次世界大戦末期、ドイツの強制収容所が連合国によって
解放されたとき、助け出された生存者の多くは飢えて死ぬ寸前だった。

兵士はすぐさま食事を用意して生存者たちに与えた。
しかし、極限まで飢えて衰弱した生存者たちの体に普通の食事は
大きな負担で、そのうえ飢えているために夢中になって際限なく
食べてしまうこともあり、食事を与えたことが原因で死亡して
しまう例が後を絶たなかった。
飢えた人間に食べ物を与える、というアンパンマンにも代表される
正義が行われたにも関わらず、人が死んだという話。

余談として、
ロシアが解放した収容所は、他連合国が解放した収容所よりも
生存率が高かった。要因はさまざまあるだろうが、そのひとつとして、
ロシアの兵士たちは飢えがどういうものか、飢えた人間にどう食事を
させればいいか知っていたから、と言われる。

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